健康診断

健康診断とは

健康診断では、全身の状態を知るために、基本的な検査を行います。症状のない生活習慣病や慢性疾患、がん等を早期に見つけることができます。問題がない場合でも、数年分の結果を比較して、将来のリスクを確認しておくことができます。生活習慣病の他にも、不摂生によって発症や悪化する疾患は多いです。生活習慣の改善は、疾患予防や将来の健康と健康寿命、生活の質の維持につながります。健康診断を受けることは、生活習慣の改善のきっかけとしても、効果があります。健康診断は、企業や学校、自治体が行っています。ほとんどの方は、毎年受けられていますが、予定が合わずに気付けば何年も受けられていないケースもあります。健康に問題がない場合や症状がない場合でも、健康診断を受けることによって見つかる疾患もあります。定期的に、健康診断を受けて身体の状態を確認しておきましょう。

健康診断の種類

定期健康診断

1年ごとに受ける健康診断です。現在の状態を把握して、病気があるかを調べます。また、労働安全衛生規則に準じて、現在の労働環境に安全性や衛生上の問題がないか確認することができます。血液検査等の結果は後日分かりますが、ご希望の方には結果のご説明を行っています。

雇用時健康診断

事業者が労働者を雇用する際には、健康診断を行うことが義務化されています。新しく入社すると、健康上に問題がないかを調べます。血液検査等の後日結果が分かるものについては、ご希望の方には、健康診断の結果のご説明とともに、生活指導のアドバイス等も行っています。

企業健診

定期的な健康診断から雇用時健康診断まで、各企業に応じた幅広い項目に対応しています。

健康診断で異常を指摘された方へ

健康診断の結果は、各項目で基準範囲、要注意、要精密検査、異常等に分かれて説明されます。要精密検査や異常は、病気の可能性があります。もし病気が見つかった場合でも、早期の段階で治療を行えば、生活に支障が出ないほどまで改善することが多いです。健康診断の結果を放置しないで、速やかに専門医を相談しましょう。

健康診断の項目・費用

  簡易検査 雇い入れ時健康診断
(安衛則第43条)
定期健診A
35歳未満
36~39歳
安衛則第44条
定期健診B
35歳
40歳以上
安衛則第44条
定期健診C
検査項目

問診
(既往歴及び現病歴
自覚症状及び他覚症状など
喫煙歴・服薬歴の聴取含む)

身体計測
(身長・体重・BMI・腹囲)
視力
聴力
(オージオメーター:1000Hz/4000Hz)
血圧
胸部レントゲン
(直接撮影)
 
尿検査
(蛋白尿・尿潜血・尿糖)
貧血検査:採血
(WBC・RBC・Hb・Ht)
   
肝機能検査:採血
(GOT・GPT・γGTP)
   
脂質検査:採血
(HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪)
   
糖代謝:採血
(空腹時血糖)
   
腎機能検査:採血
(クレアチニン・尿酸)
       
心電図検査
(安静時12誘導)
   
便潜血2回法        
胃カメラ
(希望者鎮静あり)
       
費用(税込み) 3850円 13200円 4400円 13200円 25300円
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