外科

爪周囲炎、ひょう疽

爪の周りが細菌感染を起こして、化膿する状態です。ズキズキ脈打つような激しい痛みや赤み、熱感があります。切開して膿を排出させることによって、痛み等の症状は改善していきます。炎症が軽くて症状が強くない場合は、抗生物質等による治療で、切開しないで治すこともあります。当院では、必要に応じて局所麻酔による切開を行って膿を排出させます。

粉瘤

粉瘤は皮膚の下にふくろ状の組織ができ、そこに老廃物がたまった良性腫瘍です。全身どこにでもできます。半球状の固まりとして触れて、真ん中に黒っぽい開口部が見られる場合もあります。皮膚に密着して周囲より硬く触れます。放っておくと徐々に大きくなり、粉瘤内部に炎症を起こすと、大きくはれ上がり痛みを感じ、炎症性粉瘤となります。炎症性粉瘤の場合は、粉瘤の内容物を取り出すために切開が必要なことが多いです。

粉瘤・脂肪腫

陥入爪

爪の左右が深くて皮膚に食い込んで、炎症を起こす状態です。炎症が長い間続くことによって、肉芽になる場合があります。巻き爪と混同されることもありますが、巻き爪ではなくても陥入爪になります。足の親指に起こることが多いです。歩く際にも支障が出てしまうほど、激しい痛みが起こる場合もあります。激しい痛みを伴う際は、その場で処置を行います。

火傷

深さや範囲の状態を確認して、できる限りきれいに治るように配慮しながら適切な処置を行います。